新聞、テレビなどで伝えられているように、今年の桜はとても早く咲きました。 東京では開花も早かったのですが、それから気温が下がらなかったので、 一気に満開になってしまいました。

それに比べると、梅は種類も多く花期も違うので一月半ばの咲き始めからかなりの期間 いろいろな色の花を楽しむことができます。また花には香りがあり 六月には実も収穫できます。昔から庭木としてまた庭園の梅林として 大事にされてきた所以でしょう。 ちなみに小石川植物園の梅の実は職員の方たちが使うそうです。






 

東京で桜の名所といえば千鳥が淵が有名です。ここの桜はほとんどが染井吉野ですが 近くには何本かオオシマザクラが見られます。オオシマザクラは白い花と同時に緑の葉が少しでてきて、染井吉野とは違った趣があります。染井吉野はオオシマザクラと エドヒガンとの雑種です。また染井吉野の園芸品種には天城吉野がありますが、 これは染井吉野より花が大きくとてもきれいです。


オオシマザクラ

シダレザクラ

チョウシュウヒザクラ

アマギヨシノ

特徴のある桜としては枝垂桜があります。枝垂桜にもいろいろ種類があるようです。 普通は染井吉野よりおくれて、少し濃いピンクの花を咲かせますが、 小石川後楽園の枝垂桜は染井吉野より早く咲きます。

この季節は毎年桜を見に出かけるので忙しいのですが、今年は特に開花から 満開まで日数がなかったので、忙しさは例年の比ではありませんでした。 これは幸せな忙しさでしょうか?皆様も一緒に楽しんでいただければと思います。

ソトオリヒメ

 


ミシマザクラ