シチダンカは「幻のアジサイ」といわれています。それはシーボルトが「日本植物誌」で紹介して以来
130年あまりどこにあるのかわからなかったからですが昭和34年に六甲ケーブル西側で見つかりました。
今は森林植物園、高山植物園などで増殖栽培しているので、きれいな花を見ることができます。
ちなみにこの花は八重の中性花だけなので、実を結びません。挿し木で増やすそうです。
写真は六甲高山植物園です。少し遅かったようで、花が終わりかけでした。
アジサイはガクアジサイ系、ヤマアジサイ系、タマアジサイ系などがあります。アジサイは二つの花からできています。大きくきれいなのが、飾り花(中性花)でガクが変形したものです。ほんとの花(両性花)には雄しべ、雌しべがあり種を結びます。
アジサイは土壌の質によって、色が変わります。酸性で青、アルカリ性で赤です。
これは一般的な話で、それ以外に土壌のアルミニウム、アジサイそのものの性質などで変わってきます。アジサイの色についてはまだわからないことも多いようです。

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